せっかく入社した会社がブラック企業だったり、嫌な上司がいてパワハラされていたり、会社の将来が見えなかったり・・・
もうこんな仕事なんて辞めたいって思うこともありますよね。
しかし自分勝手なタイミングで辞めてしまっては、周りに迷惑がかかってしまい円満退職とはいえません。
誰だって揉め事をおこして辞めるよりも、円満に笑顔で辞めたいと思ってますからね。
そこで、新卒が仕事を辞めるベストタイミングについてまとめてみることにしました。
仕事を辞めたいけどタイミングがわからない・・・という新卒の方は、ぜひ辞め時のタイミングとして参考にしてくださいね。
タップできる見出し
仕事を辞めるベストタイミングとは?
仕事を辞めるベストタイミングとは、下記の3つの条件を満たすものと考えます。
- 仕事をやめる時の迷惑は最小限にとどめる。
- スムーズかつ円満で後腐れのないようにする。
- 自分の将来も考えて、転職に悪い影響が一切でないようにする。
このように勤めている会社にとっても、職場の仲間にとっても自分にとっても、最も都合がいいタイミングこそがベストタイミングです。
その為ベストタイミングは、明確に◯月◯日と決まっているわけではありません。
その1:退職日から計算して1〜3ヶ月前には報告する
法律では会社をやめていいタイミングは、退職予定日の14日前となります。
しかし一般的な会社では、退職日の1ヶ月前には報告することが求められています。
そして理想をいえば、遅くても1ヶ月前。できれば2〜3ヶ月前には直属の上司に報告した方いいでしょう。
これだけの期間があれば、引き継ぎや退職手続きも余裕をもっておこなえますからね。
このように余裕をもって報告しておくことで、円満退職はしやすくなります。
その2:退職理由は個人的なものにする
退職の理由は、あくまでも個人的な理由にとどめます。
上司が嫌だったり、会社の規則が嫌だったり、中には会社のすべてが嫌になっている人だっているでしょう。
それでも退職理由は、会社やそこに勤めている人のせいではなく、個人的な理由にしておくのが無難です。
「残業のしすぎで嫌になった。」「パワハラされた。」「くだらない行事が面倒」といった感じで、会社や同僚への不満を口にすると、会社に残る人からの心象が悪くなります。
結果として、円満退職からは遠のくのでオススメはしません。
さらには、改善するからといって引き止められたり、退職理由を追求される可能性もあります。
そうなっては、仕事を辞められない可能性すら出てきます。
ですので「実は前々から挑戦したいことがある。」「親の介護を手伝うことになった。」といった、個人的な理由を伝えるのがオススメです。
また女性なら、結婚を理由に辞めるのもおおいにアリだと思いますよ。
その3:ボーナスが支給された直後
ボーナスが1円もない会社なら話は別ですが、ボーナスが支給された直後は絶好の辞め時です。
実際に、このタイミングで退職する人はたくさんいます。
何だかんだ言ってもお金は大切なので、もらえるものは全部もらってから退職するのが良いですよ。
ちなみにボーナス前に退職届をだすと、査定の評価を下げられてボーナスが大幅減になる可能性もあります。
ボーナスは企業がだしている特別な賞与で、国が「支払いなさい」と定めているものではありません。
ですので査定の評価を大きく下げられても、文句は一切言えません。
お金をしっかり貰いたいなら、ボーナスの支給後がベストタイミングですよ。
その4:繁忙期は外す
業種によって繁忙期は違うと思いますが、できることなら繁忙期は外した方が、会社の人にも取引先にも迷惑をかけません。
ただしそのタイミングが、転職するベストタイミングだった場合は、自分の将来を優先した方がいい場合もあります。
迷っている方は、今の仕事と自分の将来とどちらを選ぶか、一度天びんにかけてみてくださいね。
僕は今よりも、間違いなく将来の方が大切だと思いますけどね。
その5:空白期間は短くする
仕事を辞めるなら、辞めてから次の会社にうつるまでに、空白期間が1日もないのがベストです。
その為には、次の転職先を見つけてから辞めるのがオススメです。
そして、有給で消化できる日数も考慮しつつ、退職日は次の会社の入社日前日がベストタイミングでしょう。
もし入社日が確定していなくても、なるべく空白期間は短い方がいいですよ。
なぜなら空白期間ができると、次のようなデメリットがあるからです。
- 国民健康保険や国民年金の手続きを自分でする必要がある。
- 1円も給料の発生しないタイミングができて生活が困る。
こういった手間を発生させないためにも、新卒で入社した会社で働いている間に、転職活動をすすめておいてくださいね。
ベストタイミングは気にせず辞めたい時に辞めてもいい
仕事をやめるベストタイミングを紹介しましたが、あくまでも上記のタイミングは一般的な企業の話です。
僕が働いていたような、ブラック企業だった場合は話が別です。
仮に相当なブラック企業で働いていた場合、仕事に行くだけでも毎日かなりのストレスを感じているはずです。
例えば・・・
- 仕事にいくだけで死にたくなる。
- ストレスで夜もまともに眠れない。
- 明らかな体調不良が続いている。
このような状態で働き続け、体を壊してしまっては、転職に不利になって将来設計にも大ダメージです。
しかもそのことに対して、会社は一切責任をとってくれません。
「立つ鳥後を濁さず」とか、「終わりよければ全てよし」といった言葉もありますが、本当に辞めたいならタイミングは気にしなくていいです。
最低限のルールである、1ヶ月前に退職報告すれば法律と会社の規則上は何の問題もありません。
仮に会社や職場の人の都合にあわせたところで、将来的にはあなたに何のメリットもありません。
より良い会社への転職活動を手伝ってくれるわけでもなく、辞めるまでの期間の給料アップをしてくれるわけでもありません。
何一つあなたにとってはメリットがなく、会社や職場の仲間は何もしれくれないのです。
もちろん、何も言わずに突然会社を辞めるのは、社会人としてご法度だと思いますけどね・・・
しかし最低限のルールさえ守れば、自分の将来を最優先しても良いんです。
仮に退職時期が、死ぬほど忙しい繁忙期だったとしても、ボーナスの支給直後だったとしても、会社の規則である1ヶ月前の退職報告だったとしてもです。
ルールさえ守れば、あたなは何も気にする必要はないんです!
その方が結果として、精神衛生上も将来設計的にも良いと思いますよ。
仕事を辞めたいけどタイミングがこないんだよなぁ〜と考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。