採用担当者が履歴書に目を通す時間は、実はとても短いのをご存知でしょうか?
第二新卒の転職では、読み飛ばされない履歴書作りが大切です。
履歴書は数秒で判断される?
採用担当者はたくさんの履歴書に目を通しています。
人気の企業になればなるほど応募者が多く、数百枚の履歴書に目を通さなければいけないこともあります。
そうなると必然的に1枚1枚に目を通す時間が短くなりますよね?
なんと、採用担当者が1枚にかける時間は平均6秒だとか。
ということは、パっと見て、読みたいと思わせるような履歴書でない限り、一生懸命書いたところでちゃんとは読んでもらえないというわけです。
では、採用担当者に読み飛ばされない履歴書にするには、どんなポイントに気をつければいいのでしょうか?
読み飛ばされない履歴書作りのポイントは?
採用担当者の目にとまる履歴書を作るには、採用担当者が数秒でどこをチェックしているのかを知っておかなければいけません。
採用担当者は数秒の間に、履歴書の下記を見ています。
- 顔写真
- 空欄の有無
- ていねいさ
- 学歴
- 職歴
全体を斜め読みしたときに、以上の部分の印象が良ければちゃんと読んでもらえる可能性が高まります。
それぞれ印象が良くなるにはどうしたらいいのか?見ていきましょう。
顔写真
顔写真は履歴書の中でも、一番最初に目が行くところです。
第二新卒の転職に使う履歴書でも、顔写真は必ずプロに撮影をお願いしましょう。
写真における第一印象の効果は大きく、採用担当者は写真から勝手に「あなたの性格」や「会社に合う人材かどうか」などをイメージします。
顔写真の印象が悪ければ、それだけで読み飛ばされることもあります。
それだけ履歴書において顔写真は重要なのです。
空欄の有無
パっと見たときに空欄が多ければ、「中身がない=意欲がない」ように見られてしまいます。
学歴や職歴部分においても、あまり空欄がないほうが良いです。
とはいえ、学歴や職歴部分は無理に埋められない部分。
既製品の履歴書だと、空欄の調整ができないので、インターネットなどでフォーマットを用意し、適宜調整して書くのがオススメです。
逆に、文字がつまり過ぎても読みずらいです。
自分の文章量に合うように履歴書のフォーマットを用意しましょう。
ていねいさ
新卒の時と同様、第二新卒の転職でも履歴書がていねいに書かれているかは大事なポイントです。
IT系企業への転職の場合など、最近はパソコンで履歴書を作ることも多くなりました。
大半の企業は手書きの履歴書でも、パソコンの履歴書でも問題ありません。
転職希望の会社をリサーチする段階でどちらが好まれそうかを考え、選択するのが良いと思います。
どちらにせよ、誤字、脱字がないか等はしっかりとチェックしましょう。
学歴
学歴は「○○高校」など省略せず、必ず正式名称で記入しましょう。
中学卒業から書くか、高校卒業から書くかは、職歴の文章量によって調整してください。
職歴
職歴には入社年月日、会社名に加え、アピールも盛り込みましょう。
あなたがどんな経験をしてきのか簡単にわかるように、「どんなポジションでどんな仕事をしてきたか」、成果や実績もあれば簡潔に書きます。
特に転職志望企業にかかわる内容は書いていきましょう。
書けそうなことがなければ、新人研修の内容を書くのもありです。
第二新卒の転職を有利にするためには志望動機にも注意
読み飛ばされないポイントをおさえても、志望動機や自己PRがイマイチでは面接につなげることはできません。
第二新卒の転職を有利にするために、履歴書の志望動機や自己PRは転職志望企業への熱意が伝わるように書いていきましょう。
模範解答通りに書いても、まったく興味は持たれないと思ってください。
抽象的な言葉もNGです。
あなたの言葉で、「転職先企業にどんな魅力を感じているのか」、あなたの「どんな経験を活かして転職後どんな仕事をして活きたいのか」を具体的に書きましょう。
エピソードがあれば説得力はさらに増します。
また、面接では、ほぼ前職の退職理由を聞かれますので、退職理由からも自然につながるものにしてください。
本人希望欄は必要最低限に
履歴書の最後には「本人希望記入欄」があると思います。
前職が残業がひどく、休みがないなどが原因で仕事を辞めた新卒は、「残業は○○時間まで希望」とかできれば書きたいですよね・・・。
希望給料も書きたいかもしれませんが、ここはグっとこらえてください。
求人情報を信じて、履歴書には希望部署や希望職種までにとどめておきましょう。
給料についての交渉は転職希望企業から話を振られた時がいいです。
就職支援サービスや転職エージェント経由なら、担当者に希望を伝えておけば代わりに聞いてくれたり、調整をしてくれますよ。