仕事をするにあたって、厳しいノルマを課されて喜ぶ人はほとんどいませんよね。
中には物好きもいるのかもしれませんが、基本的にはノルマがキツい仕事は辞めたくなるのが普通なんです・・・
実際に多くの新卒が、胸をふくらませて入社したものの、ノルマのキツさに耐えきれずに毎年仕事を辞めまくってますからね。
そこでノルマがキツい仕事の紹介にくわえて、そういった会社を乗り切り方法や辞め方についても言及してみました。
現在ノルマのキツい会社で働いている方にとっては、転職の判断材料にもなると思うので参考にしてみてくださいね。
タップできる見出し
どんな仕事のノルマが厳しい?
最近ではコンビニや飲食店などでもノルマはありますよね。
しかしその中でも、厳しいノルマが課されていると感じるのは次の仕事です。
その1:営業
ノルマが厳しい仕事といえば、まず真っ先に思い浮かべるのは営業職だと思います。
特に生命保険や不動産会社などの営業ノルマは、とんでもなく厳しいことで有名です。
こういった業界の営業職は、99%以上がブラック企業といっても過言ではないほどです。
そしてこういった企業は、典型的な体育会系の文化となっています。
ですので、ムチャクチャな契約件数をノルマとしてかかげられ、達成できなければ怒鳴られる・・・
そんなことは日常茶飯事となります。
飛び込みで知らない人のところに営業にいったり、知らない人へアポなしで電話をかけるなんて話は序の口です。
中には次のような条件下で、ノルマ達成を求められるケースもあります。
- 誰からも教わることなく現場にだされる。
- 新人でも先輩のフォローがまったくない。
- 役に立たない商品やサービスを強引に販売させられる。
- 顧客の開拓がしにくい & 獲得しにくいエリアに割り当てられる。
さらにはノルマを達成できなければ、自分で商品を買い取らされたり、サービスの契約をせまられる悪質なケースもあります。
このように営業職は、厳しく理不尽なノルマをかされることが多いので、仕事を辞めたいと思う人もかなり多いんです。
その2:銀行員
意外に思うかもしれませんが、銀行もノルマが厳しいことで有名な仕事です。
これはメガバンクでも地方銀行でも同じです・・・
そんな銀行のノルマには、次のようなものがあります。
- いくらの貸出ができたか?
- 預金をいくらしてもらったか?
- クレジットカードをどれだけ発行させたか?
- 保険や投信信託の契約をどれだけ出来たか?
銀行員は数字に細かい仕事なので、これらのノルマにも細かいチェックが入って、怒鳴られることも珍しくないようです。
これには銀行が、意外と体育会系の社風が多いことにも関係しています。
しかもツラいのが、仕事やめたいと言っても周りからは猛反対されるケースが多いってことです。
なぜなら銀行員は、給与もそれなりに高く安定もしており、世間では比較的エリートとされる仕事ですからね・・・
そう思われるのも仕方ないのでしょう。
今の仕事を辞めたいほどにノルマがキツい場合の対策
ノルマのキツい会社の乗り切り方や、そういった仕事の辞め方などについてまとめました。
その1:考え方をラクにする
正直なところ、考え方をラクにするのが最も手っ取り早い対策です。
そもそもノルマとは、自分の意思とは関係なく個人に割り当てられた、労働の基準量のことです。
つまりそれは、必ず達成しなければならない義務ではないと、解釈することもできます。
ノルマ未達成だと確かに怒鳴られはするでしょうが、本来はそこまで気にしなくても良いことなのかもしれません。
その2:成功体験を積んで自信をつける
その分野での成功体験さえ積めば自信ばつきますよね。
営業もこれに当てはまり、ノルマを達成するという成功体験を積めば、それは自然と自信につながります。
そうなってくれば、少しは仕事が楽しく感じるかもしれません。
その3:生活の為と割り切ってガマンする
不動産や生命保険の営業マンや銀行マンなどは、多少なりとも周りよりも給与は高がはずです。
これは家族を養うという点だけで考えれば、悪くないはずです。
ですので生活や家族の為と割り切って、ガマンし続けている人は実際に多いでしょう。
それが良いとは思いませんが、そのような仕事の乗り切り方もあるんです。
その4:別の部署に移動する
営業職があるような会社ですと、他にも部署はたくさんあるはずです。
その為、相談すれば別の部署に移動できる可能性はあります。
営業職から別の部署に移動できれば、心身の負担は減ってかなりラクになると思います。
仮にダメ元でも、一度相談するくらいの価値は十分にありますよ。
ちなみに銀行では、部署移動(転勤)が日常茶飯事です。
まぁ部署異動したところで、銀行マンのおこなう仕事はほとんど変わらないんですけどね・・・
その5:転職する
結局オススメなのが、一度仕事をやめて転職をしてしまうことです。
世の中には、ノルマのほとんどない企業や、そもそもノルマとは関係のない仕事はあります。
精神的にも肉体的にも、限界がきているなら迷わずに転職してしまった方が身のためですよ。
この時、銀行員の方は周りからの反対も大きいでしょうが、心身を壊してからでは意味がありませんよ。
ノルマのキツい仕事をしていた人は転職しやすい
今回、ノルマのキツい仕事の代表として例に上げたのは、営業職と銀行員です。
この2つは本当にノルマがキツいことで有名ですが、どちらも転職には比較的有利という特徴を持っています。
まず営業職は・・・
- コミュニケーション力がある。
- 根性や忍耐力をアピールしやすい。
- ノルマ達成率を数字で語れる。
さらには仕事のなかで様々な総合スキルがつくので、違う仕事でも能力を買われることがあります。
その為、別の営業職への転職ならかなり簡単に話がすすむでしょう。
飛び込み営業が嫌な方でも、お得意さんを周るだけのルート営業ならできる人もいますからね。
もし他の業界への転職だったとしても、「なぜ営業ではないのか?」が明確に説明できれば、転職できる可能性はあります。
このあたりのことは、転職エージェントに相談しながらすすめていけば心配いりませんよ。
そして銀行員は・・・
- 他の仕事にくらべて数字につよい。(財務)
- 真面目で誠実な人という印象を与えられる。
- そもそも銀行員というアドバンテージが大きい。
多少規模は小さくなるでしょうが、別の銀行につとめる道もあれば、他の業界で働く道もあります。
真面目なイメージを持たれる銀行員は、違う道にすすむとしても比較的有利ですからね。
ですので仕事を辞めることに関しては、それほど大きなハンデキャップと考えなくてもイイのかもしれません。
最後に、営業や銀行で働いてきたような人は、転職したあとの仕事がラクに感じやすい傾向があるようです。
これはノルマの厳しい環境で、鍛えられてきた成果なのかもしれません。
もちろん営業職にしろ銀行員にしろ、仕事を辞めることには大きな抵抗があると思います・・・(特に新卒入社の場合)
しかしノルマのキツさで心も体もボロボロになっているのなら、迷わず仕事を辞める勇気も必要だと思いますよ。
ノルマの厳しい環境にいた人は転職でも比較的有利なので、一度真面目に仕事を辞めた後のことも考えてみてくださいね。