「自分の意思で仕事をしている」
「自分の意思で会社を辞めてないんだ」
それは実は会社にあやつられているだけなのかもしれません。
「そんな簡単に洗脳なんてされるか」と思うかもしれませんが、これから書くのは実際にあることです。
新卒は会社にとって洗脳しやすい人材
ブラック企業ほど新卒を洗脳してくることを知っていますか?
新卒は社会人経験がなく、他の会社を知らないので、「今の会社=会社というもの」だと思ってしまいます。
そのため、例え会社でおかしいと思うことがあったとしても、これが普通なのかもしれない、自分がおかしいのかもしれないと思ってしまうのです。
つまり新卒は洗脳されやすい人材といえます。
人がすぐ辞めてしまうブラック企業にとって、そんな新卒は貴重な人材です。
新卒を洗脳できれば、どれだけ酷い労働環境でも、長くつとめてくれる人材に育てることができます。
研修という名の洗脳
ブラック企業では、新卒は研修という名目で洗脳されます。
いわゆる洗脳研修と言われるもので、具体的には新人研修とOJTという実際に業務をしながらおこなわれる研修があります。
新人研修での洗脳
新人研修では長時間労働や上司のいうことに反抗しない人材に育てます。
ブラック企業に耐えれる土台をつくりあげるのです。
例えば隔離施設に缶詰め状態して外部を連絡をとれないようにする、拘束時間を長くして睡眠時間をとりあげるなどで、判断材料をなくし、まともに考えられないような状態にします。
そして自分を徹底的に否定させ、会社の考え方、上司のいうことが正しいと思うように洗脳します。
OJTでの洗脳
さらにOJTでその洗脳を深くします。
ブラック企業では研修が終わり、業務にはいってからも毎日長時間労働をさせられることになります。
ということは睡眠時間がとれない状態が続きますよね。
そうするとさらに正常な判断能力がなくなっていきます。
新卒入社してすぐは、少しくらい「おかしい」と思うことがあったかもしれません。
でも、入社してしばらくすると、今の状態がおかしいということも、会社を辞めようということも、次第に考えることができなくなってしまうのです。
新卒は「おかしい」と感じるうちに辞めるべき
極端だと思うかもしれませんが、恐ろしいことにこういった研修やOJTは実際におこなわれています。
それも中小企業だけでなく、大手企業でもありえるのです。
新卒は特に「会社がおかしいんじゃないか?」と感じるうちに辞めるべきです。
長くつとめればつとめるほどブラック企業に慣れてしまいます。
特にプライドが高い人ほど一度洗脳されてしまうと、辞めることは悪いこと、逃げることだ、負けることだ、などと考えてしまうものです。
しまいには、病気になったり入院するまで辞められない、ということになるかもしれませんよ。
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