「今の仕事に疲れた・・・」
仕事辞めたいと思っている人は世代に限らず多くいます。
しかし、「今すぐに仕事を辞めたい!」と思ってもちょっと待ってください。
そうした状態になるとなかなか冷静な判断はできないものです。
すぐに仕事を辞めたとして、もし後で後悔するようなことになったら?
自信をもって転職活動をするためにも、一度下記3つのポイントを冷静に振り返ることが大切です。
1.退職手順を確認して退職日までの計画をたててみる
まず、実践したいことは就業規則を確認すること。
就業規則とは、いわば会社におけるルールブックのようなものです。
就業規則には、退職したい時にいつまでに会社を辞めることを伝えなければならないかが書かれています。
法律上は2週間前であれば辞められることになっていますが、円満に辞めるためにはルールに従って辞めることが大事です。
ルールに従うことで退職金がちゃんと支払われることもあれば、消化し切れていない有給休暇をここで消化して早めに切り上げることも可能です。
これらの段取りやルールなどが就業規則には書かれています。
就業規則で会社の辞め方や段取りを確認したら、引継ぎのスケジュールを立てましょう。
こうすることで円満に退職手続きを進められるだけでなく、本当に仕事を辞めたいと思っているのか?を自問自答することにもつながります。
実際は、仕事でうまくいかないことが多いので発作的にそう感じていただけ、ということもあり得ますから。
2.なぜ辞めたいのか?をよく考える
2つ目に試してほしいことは、なぜ辞めたいのか?をよく考えることです。
辞めたい理由が人間関係の場合は、今の状況を自分の考え方や行動で変えることができないか一度考えてみましょう。
会社で働く以上、人間関係の問題は避けて通れません。
転職先でも同じことで悩まないですむように、転職以外で改善する方法がないか?考えておくことが大切です。
自分にやりたいことが見つかったから辞める場合は、なぜそれをやりたいのかを精査してみましょう。
あまり今の仕事を辞めたいという気持ちが高まりすぎると、自分でやりたいことが見つかったと思い込んでしまうパターンもあり、こういった場合辞めたら熱が冷めて後悔した・・・なんてこともあります。
やりたいことが見つかってなぜそれをやりたいのか?がハッキリすると転職活動時の自己PRでも使えるため、よく考えておきましょう。
3.仕事を辞めるのは転職先を見つけてから
3つ目は転職先の目星をつけてから退職をするということです。
衝動的に会社を辞めてその後に転職先を考える人もいますが、これはオススメできません。
というのも、収入が途絶え辛い思いをしたり、焦りで会社選びを誤ってしまいがちだからです。
失業保険をもらうにしても、自分の都合で退職した場合は給付制限があり、すぐにもらうことはできません。
辞める前に転職先に目星をつけておけば、空白期間もなく転職がスムーズに運ぶため、お金に困ることはありません。
やりたい仕事や働きたい会社が見つかるまで今の会社を辞めないでおく、という選択もできます。
まとめ
「疲れた」と感じた時は無理をせず、一旦仕事のことを考えるのはやめましょう。
今あなたは心身疲れ果てているのですから、自分の好きなことをしたり、美味しいものを食べたり、旅行にいったり、ゆっくり寝たりして、しっかりと休みをとってください。
その後、仕事を辞めることについて考える時間をつくりましょう。
転職エージェントや家族、友人などの頼れる人に相談してもいいですね。
退職届をいきなり上司に叩きつけられればなんて気持ちがいいだろう、と思いますが後が最悪です。
撤回してもわだかまりが残った中で仕事をしなければいけませんからね・・・。
辞めるには何が必要なのか?本当にやめる必要はあるのか?などを考えた上で退職手続きにすすみましょう。
ひとつひとつ段階的に考えていけば、自分の気持ちとしっかり向き合えると思いますよ。
仕事を辞めるという決心がついたら、あとは退職手順にならって手続きをすすめるだけです。
転職は今のつらい仕事から解放されるだけでなく、自分の時間や休日が確保できるようになったり、給料があがったりとメリットも多いです。
せっかく仕事を辞めるなら、ぜひ転職を成功させてよりよい未来をつかんでください。