「これだからゆとりは・・・」
いわゆる“ゆとり世代”と言われている僕ら。
僕はこの“ゆとり世代”という言葉が好きではありません。
新卒で仕事を辞めたいと上司に相談した時にも、「ゆとりは・・・俺の時代は・・・」なんてことを言われた記憶があります。
しかし、「ゆとりは・・・」なんてくくる人間の意見を聞く必要があるでしょうか?
そもそもどの時代の若者も、同じようなことを言われているはずなんです。
そもそも「ゆとり世代」とは
「ゆとり世代」とは、ゆとり教育の期間に学校教育をうけた世代のことです。
年でいうと、2002年度~2010年度に学校教育をうけた人。
生まれなら1987年~2004年生まれの人があてはまることになります。
僕もこの世代にあてはまり、学校は週5日でした。
ゆとり教育では、休日が増え、授業時間が減る以外にも、絶対評価が導入されるといった変化がありました。
そもそも、なぜゆとり教育が始まったとのかというと、それまでのいわゆる「詰め込み教育」による受験競争問題などが目立つようになったからだそうです。
なので、「時間や精神面でもゆとりのある教育にして、これからおこる激しい社会の変化にも、自分で対応できる人材を育てよう」というような考え方から始まったんですね。
ゆとり世代のイメージ
こういったゆとり教育から、ゆとり世代がどんなイメージをもたれてるのか?についてもまとめてみました。
- ストレスに弱い
- 言われたことしかしない
- ITやネットに強い
- 仕事や会社の飲み会などよりもプライペートを重視
- 失敗を恐れる(挑戦をしない)
悪いイメージをもたれることが多い「ゆとり世代」ですが、ITやネットに強いというようなプラスなものもあります。
プライベートを重視することはむしろ当然のことだと思いますし、挑戦をしないことは慎重で現実的ということでそれがプラスに働くことも多いですよね。
そもそもゆとり世代の特徴は、ゆとり教育だけの問題ではなく、時代の変化に対応した結果とも言えます。
上司世代とのギャップ
こういった個性を重視するようゆとりをもって教育されてきた世代は、詰め込み教育をうけてきた世代からすると「甘やかされてる」と思われ、批判されます。
上司からするとまったく違う育て方をされてきて、考え方や意識もまったく違うわけですから、これは仕方がないことです。
僕も逆の立場だったら、ゆとり世代に対して「甘い」とか「ズルい」と思うでしょう。
しかし、上司の世代が教わってきたやり方をゆとり世代に同じように求めるのは、やはり無理があります。
絶対ギャップは生まれてしまうんです。
そしてギャップから、「この仕事はあってないんじゃないか」「辛い」「仕事を辞めたい」と思う。
これはいわば、当然のことなんです。
このギャップをうめるには、上司側が譲歩するか、僕らが無理をするか、そのギャップさえ気にならないような夢中になれる仕事につくしかありません。
「これだからゆとりは」という人の意見なんて気にするな
結論、「これだからゆとりは」なんていう人の意見なんて気にする必要はありません。
気にするだけ無駄です。
時代は常に変化しているんですから、変化している分、どの時代も「最近の若者は」って言われていたはずなんですよ。
それが今は「ゆとり世代」という言葉に変わっただけです。
だから、僕らは“個”を重視していいんです。
時代に合わせて働き方もこれだけ多様化しました。
仕事を辞めたいと思うなら、辞めちゃいましょう。
若いうちならいくらでも潰しがききます。
うるさい上司がいない会社、ギャップがあっても頑張れるくらいやりたい仕事を見つけましょう。
起業してもいいんです。
誰のでもない自分の人生です。
後悔を残さないように、仕事も生き方も自分で選択していきましょう。