「仕事は辞めたいけど、貯金がないから無理だな・・・」
仕事は辞めたいと強く考えていましたが、同じ新卒の友達とこんな話になることがよくありました。
仕事を辞めたら当然収入が途絶えるわけですから、かなり大きな問題ですよね。
特にひとり暮らしをしている場合は死活問題にもなります。
でも、「お金ない」「貯金ない」と言って、無理に仕事を続けるのがはたして正解なのか?
その貯金っていつ貯まるんだろうか?と、転職した今は思います。
タップできる見出し
生活費のために働かなきゃいけない現実
少し僕の話をします。
僕は大学までは家族と暮らしていました。
いわゆる実家暮らしです。
学生時代はバイトをしていました。
特に生活費を家にいれるようなことはしていなかったので、自分の好きなように使って、余った分は貯金していました。
でも、内定が決まってから、入社前の3月、職場から電車で30分くらいのところに引っ越しをしたんです。
職場に近い方がいいと思ったし、ひとり暮らしに憧れもありましたから。
引っ越し資金はアルバイトで貯めたお金を使ったので、生活費1ヶ月分くらいのお金だけ残して貯金はほぼゼロになりました。
入社をするまでは、新社会人への希望というか、かっこよく仕事をこなしている自分なんかをイメージして、不安ながらもワクワクしていたのを覚えています。
内定者の懇親会みたいなものもあって、すごくいい雰囲気の会社だなと思ったので。
でも、入社して1ヶ月くらいしたら、おかしいと気づいたんですけどね。
実態は、見せかけだけの根性論で、全ての仕事をこなしているようなブラック企業でした。
で、入社してから4ヶ月経つ頃にはもう生活費のためだけに働いていました。
残業代は1円もでなかったですけど。
すぐにでも仕事を辞めたかったんですが、給料は生活費+会社の飲み代で消えてって貯金はほとんどなし。
お金がないのに仕事を辞めることは、生活していくためにも無理だと思いました。
でも、今の仕事を続けたとして状況が変わるのか?
いつか貯金がたまるのか?
すごくひっかかって。
今お金がなくても、どうしたら仕事を辞められるのか?方法を具体的に考えてみたんです。
お金がない、でも転職したい時の2つの方法
1)お金を貯めてからじっくり転職活動をする
最初に思いついた方法は、このまま仕事を続け転職活動用の資金を貯めるという方法です。
この場合、仕事を辞めて次の転職先が見つかるまでの生活費(貯金)は、1ヶ月〜3ヶ月分位はあった方がいいと思います。
僕の場合は東京の1Kでひとり暮らしをしていたので、会社の強制参加の飲み代を合わせると大体1ヶ月16~17万円くらいの生活費がかかってました。
余裕をもって3ヶ月分貯めるとすると、最低45万円は必要な計算になります。
給料は手取りで約18万円、ボーナスはでないので、毎月2万円づつ貯金できたとしても1年9ヶ月かかるということになります。
病気や突然の出費も考えられますし、頑張って生活費を切り詰めたとしても、おそらく後1年半は仕事を辞められない。
最悪、お金が貯まる前に会社を辞めて、足りなくなったらアルバイトをして食いつなぐ方法もありますが、再就職が難しくなるので避けたいところです。
結局、僕の場合この選択は考えられませんでした。
実家暮らしで生活費がかかってない方は生活は保証されてるので、この選択もアリだと思います。
2)今の仕事を辞める前に転職先を探す
2つ目は今すぐは仕事を辞めず、転職先を見つけてから辞めるという方法です。
これなら転職先が見つかり次第、すぐに仕事を辞めることも可能です。
退職日と入社日があまりあかないようにすれば、お金がなくて生活ができないという状況も回避することができます。
僕はこの方法を選択しました。
一刻も早く辞めたかったからです。
終電間際まで働き、土日のどちらかは出勤という仕事だったので時間を作ることに苦労はしました。
ですが、結果的に2ヶ月程度で転職に成功することができました。
具体的には転職エージェントや転職サイトに登録して、通勤中など暇を見つけてはスマホで求人をチェックすることから始めました。
複数のサイトを利用しましたが、エージェントの方が適正を見てくれたり、親身に職務経歴書の書き方から面接対策までアドバイスをくれたので、転職に関する不安はありませんでした。
僕はなかなか時間がかかってしまいましたが、エージェントの人によると1ヶ月以内に転職することも十分可能だそうです。
【結果】新卒でお金がなくても転職できた!
僕は特別仕事ができる方でもないし、専門的な能力があるわけでもありません。
でも、普通の新卒でも、お金がなくても、早期退職でも、自分に合う会社を見つけ転職することができました。
お金がないと仕事が辞められないと思っていたのは、何かと理由をつけて行動をせず、方法を知らなかっただけだったんです。
あなたもお金がないことが理由で仕事を辞めることができないと思っているなら、本当に方法がないかどうかを考えてみてください。
問題はお金よりも行動に移せるかどうかだけですよ。