仕事は辞めたいけど、せっかく就職できた大企業を辞めるのはもったいない気もする。
中小企業への再就職は今より悪くなるような気がするし・・・
そう思っている新卒の方へ。
大企業だからこそ、損する仕組みもたくさんあります。
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新卒が損する大企業の仕組み1:給料があがりづらい
仮に自分が他の人より仕事ができたとします。
しかし大人数が働く大企業だと、自分の努力が結果に反映しにくいのです。
相当大きな業績や、目立つような成果をあげない限り、なかなか成果に見合った昇給はありません。
特に新卒は中途の人に比べると、より上がりづらいにように思います。
ほかの会社を知らないから文句を言うひとが少ないからでしょうか?
大人数が働く大企業では、勤続年数や年齢が高い人より、新卒が多く給料をもらっていることをよく思わない人がいるから、というのもあるかもしれません。
実力社会と言われるようになってきてはいますが、まだ年功序列という古い体制が残っている大企業も多いです。
給料査定には能力や実力よりも勤続年数が重視されることが多い印象です。
新卒が損する大企業の仕組み2:スピード感がない
大企業で管理職になるには、ある程度の年数働いていないと難しい仕組みがあります。
ライバルも多いですし、「今までこうしてきたから・・・」という古い慣習があります。
若くて管理職になれるような人は、よっぽど根回しが上手など、社内調整の得意な人のようです。
また社内処理に時間がかかる仕組みになっているので、何か画期的なアイデアがあったとしても社内決定が遅いです。
自分の成長についてもスピード感は感じられないと思います。
新卒が損する大企業の仕組み3:仕事が専門的でつぶしがきかない
大企業では仕事が細かく分担されていて、結果として専門的になることが多いようです。
良く言えばその分野のスペシャリストになることができます。
悪くいえば他のことはできない人になります。
そのため、独立を考えている人は大企業への就職は向いてないかもしれません。
事実、大企業で40代まで勤めていた人が独立し、失敗する例はかなり多いようです。
会社のちからを自分のちからと思ってしまうみたいですね。
特に困るのはリストラや、倒産になった時です。
シャープが大変なことになったように、今の時代長く続いてきた大企業が倒産してしまうことは十分にありえます。
そうなった時に、違う業種や分野への転職は難しいでしょう。
新卒が損する大企業の仕組み4:マニュアル人間になってしまう
大企業は多くの業務がマニュアル化されています。
特に新卒は簡単な仕事をまわされるので、自分で考えて答えをだすというよりも、マニュアル通りに間違いなく効率的にすすられる能力をとわれます。
例え今のやり方に疑問をもっていても、新しいやり方は通りづらいことが多いです。
そうするといつのまにか、言われたことだけを正確にこなすマニュアル人間になってしまうことも。
そうなってしまうと、ずっとその企業で働き続ける方以外は得しません。
大した仕事をしていなくてもお給料はちゃんともらえます。
ただし会社をリストラされた時、転職した時などが大変かもしれません。
中小企業で働いた経験のある人のほうが、自分で考え、自発的に行動する人が多いように思います。
まとめ
新卒が損する大企業の仕組みを紹介しましたが、だからといって中小企業が良いというわけではありません。
それぞれメリットとデメリットがあるので、両方知っていることが大事だと思います。
会社を辞めたいけど、大企業にせっかく就職したから会社を辞められないと思っている人は、本当に辞めずにいた方が良いのかを調べて考えてみてください。
僕は辞めたいなら辞めることをオススメしますが、一度転職エージェントなどのプロに相談してみるのがいいかもしれません。
新卒だけど今の会社を辞めたほうが良いのかを客観的に、多くのデータから判断してくれますよ。