肌で実感できるレベルではありませんが、ここ数年で景気がよくなったと言われることは増えましたよね。
有効求人倍率はバブル期を超える1.48倍となり、正社員の有効求人倍率も2004年の統計以来、過去最高の数字になったそうです。
さらには新卒の就職率もあがり、完全に「就職売り手市場」となっています。(売り手市場は、就職したい人に有利な市場ってことです)
そこで気になるのが、第二新卒も売り手市場による良い影響を受けて上がったのか?
そして、第二新卒の就職率は実際にはどうなのか? ってことだと思います。
まさに今第二新卒で就活中の方や仕事を辞めたい新卒の方は、気になる情報だと思うのでチェックしてみてくださいね。
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第二新卒の就職率は上がったの?下がったの?
最近の有効求人倍率の話や、売り手市場の現状をみる限り、間違いなく新卒を歓迎する企業は増えています。
そして同時に就職率もあがってきています。
一般的に言えば新卒の就職率は、労働市場の全体的な傾向と同じになります。
ですので新卒の就職率が上がるということは、同時に労働市場の活気があがり、第二新卒の就職率もあがるということです。
また、第二新卒をサポートする転職エージェントも歓迎する企業も、昔より増えてきているのは間違いありません。
つまり第二新卒の就職率は、昔より上がっていると言えます。
ただし、第二新卒の市場競争が今より激しくなれば、その影響で第二新卒は就職率が下がる可能性もあります。
今は第二新卒を歓迎する傾向にありますが、今後も今と同じような就職率が保証されるかどうかはわかりません。
第二新卒の就職率って高いの?
就職率について調べたのですが、根拠あるデータは発表されていませんでした。
ただし3年以内の離職率はわかったので、そのデータと現状の傾向から就職率を考えてみます。
ジョブインフォの発表データによると、3年以内の離職率は大卒が約3割、高卒や短大卒が約4割、中卒は6割強となります。
平均離職率 中卒 67% 高卒 45% 短大卒 42% 大卒 33%
第二新卒とは卒業して3年未満の25歳くらいまでのことを指すので、上記の表が第二新卒になる人の割合とも言えます。
そして、転職する人の有効求人倍率である「転職求人倍率」は、リクルートの発表によれば2倍近い数字となっています。
この数字も近年は上がってきていて、業種によっては軽く2倍を超えるものもたくさんあります。
引用:リクルート
第二新卒になる人の割合、有効求人倍率と転職求人倍率の増加、第二新卒の転職エージェントが近年増えている現状。
これらをまとめて客観的に考えると、第二新卒の就職率は極めて高いと思います。
僕が新卒で入社した会社を半年で辞めても、無事に転職できたように、第二新卒から転職に成功する人はたくさんいます。
そして現在の就職率は、僕が会社を辞めた当時よりも間違いなく上がってきています。
ですので客観的に見ても、第二新卒の就職率はかなり高いと思っていいでしょう。
第二新卒からの転職で就職率を高める方法
第二新卒からの就職率が高いとはいえ、次にあげる3点は必ずおさえておかないといけません。
その1:年齢は若い方がいい
転職を成功させるうえで、年齢は必ずネックになる大きな問題です。
堂々と中途で通用するスキルがあれば別ですが、そうでない場合は年齢が若い方が確実に有利です。
30代になってしまうと、どうしても転職では不利になりますからね・・・
一般的には年齢を重ねるごとに、就職率が下がって求人数も減るので、行動するなら早い方がいいですよ。
ただし最低でも新卒入社した会社を1年は続けないと、第二新卒の定義に合わなくなるので注意してください。
その2:転職したい会社の募集要項は満たしておく
一般的に第二新卒の定義といえば、新卒入社した会社を1〜3年で辞めた25歳くらいまでの若者を指します。
しかし「新卒から3年未満なら20代まではOK」「2年以上は経験がないと若くてもNG」など、会社の募集要項によっては応募条件がことなります。
もし転職したい会社が決まっているなら、あらかじめ転職したい会社の募集要項はチェックしておいた方がいいですよ。
またそもそもの話ですが、転職するには第二新卒の定義を満たしておく必要がある、という点にも注意してください。
その3:空白期間は短い方がいい
第二新卒からの就職率が上がっているとはいえ、新卒入社した会社をやめてから半年や1年が経過すると、面接官の心象は悪くなります。
「この間何してたの?」「なんで転職活動しなかったの?」と、悪いイメージしか持たれません。
また場合によっては、精神疾患だったのでは?と、警戒される可能性もあります。
精神疾患が悪いわけではありませんが、現実問題として転職では不利になるので、空白期間はなるべく短い方がいいですよ。
第二新卒全体の傾向で見れば就職率は高く、転職エージェントを利用すれば、それなりの企業へ転職できる可能性は高いでしょう。
だからこそ第二新卒には、自分に合った企業を選ぶ選択肢も残されています。
その為にも、複数の転職エージェントを利用して、今の自分に合った転職先をみつけるのが良いですよ。
エージェントの担当者には当たり外れがはげしく、どんな人が担当者になるかは全くわかりませんからね。
興味のある人は、とりあえずは第二新卒に特化したウズキャリ第二新卒
に登録して、転職活動をはじめてみるのがオススメですよ。